wourd historyのブログ

特に歴史についての記事載せています。不定期ですが記事を載せていこうと思っていますので興味ある方はぜひ読んでみてください<(..)>

戦跡保存について

激しい地上戦を繰り広げた沖縄には戦いの爪跡として県内各地に数々の戦跡が確認されている。その中でも地上戦で使用された司令部壕、砲台跡、トーチカ、住民の避難に使用された壕などが発見されている。他にも沖縄戦以外の遺跡も発見されるなど沖縄は遺跡の島といえる存在である。そういった遺跡の残った島では戦後から徐々に復興の過程や過去の記憶を思い出すといった事情もあり、遺跡の減少が続いた。しかし1960年代から観光目的として戦争遺跡の保存活動が最初にはじまった。1970年代になると戦争体験を実際に見たり感じたりして追体験をする戦跡めぐりや戦争体験者の住民の証言をまとめた資料などの編纂がはじまった。その後戦争の遺跡保存に努める団体が活動を行うなどした。1994年以前のほとんどの戦跡は文化財保存の基準に達していなかったために指定の対象外とされていたが1995年の広島原爆ドーム文化財指定に向け国が基準を改正したため現在では文化財指定の遺跡は増加していっている。感想としては、沖縄戦を通して平和を語るには戦跡と体験者の証言が当時の状況を知るのに適しているが、年々体験者は老化に伴い語り部が減少していく一方である。そうした現状を踏まえつつ体験者の証言の収集を加速させより多くの情報を保存することや、戦跡の老朽化も考えられるので早急な対応が求められている時期である。